Featured Tracks

Links

Mari Iijima Email List

Join the email list :)

 

私は発足された年から、オバマケア(オバマ健康保険制度)にお世話になっています。

それまでのアメリカは、すでに病のある人、年配者、喫煙者、などには

健康保険はもらえない国でした。もらえる、と言っても、通常の保険料は、物凄く高いんですよ。

 

私は、こちらで俳優として少し仕事があった時、(年間に100万円ほど稼ぐと

俳優組合から保険の許可が出る)その保険制度に入らせていただいていたのが3、4年。

しかし、仕事をブックしないと、あっという間に、まるで罰を当てられたように、

保険にかかる金額が年々上がって行き(月々360ドル払っていた年もある)、最終的には、ポイっと保険から外されます。

 

ちょうどその頃、マモグラム検査で、胸に影があると再検査、再検査、の年があり、

そうなると、保険になんて到底入れさせてもらえません。

病の人、病の気がある人は、医療費にお金がかかるのがもう見えていますから、

そういう人は助けないわけです、この国は。

それを変えてくれたのがオバマ大統領です!

もちろん、そこまでに至るには、クリントン夫妻、特にヒラリーの努力が沢山ありました。

しかし、オバマ氏の実行力と信念がなければ、オバマケアは不可能でした。

 

確定申告の結果を提出し、それによって、オバマケアがもらえるか否か判断されます。

私は現在、決してお金持ちと言える生活をしていないので、オバマケアはいただけました。しかし、です。

その申し出をするウエブサイトのひどかった事。アメリカ中、苦情がわんさか溢れました。

一昔前のホームページという感じで、洗練されていないし、わかりづらいし。

世の中に有能プログラマーが5万といるこのご時世、一体誰が作ったんだか、と皆、口をあんぐり。

実は、それは今もあまり変わらないのですが、、、、(苦笑)。

 

トランプサポーターは、”去年まで月々150ドルだったプレミアム保険料が、今年は600ドルになってしまい

母親はもう保険に入れない!”と選挙運動中、ニュース陣営のカメラに叫んでいました。

しかしそれは、オバマケアの割引がされていない前の金額なので、彼等の言い分は、違います。

 

保険会社からは、オバマケアの割引がされていない金額の表示がまず来るのです。

あなたのプレミアムは、今年これくらいの金額になりますよ、と。

きちんとオバマケアの書き換えさえしていれば、そして、昨年に比べて、奇跡的に大金持ちになっていない人々は、

オバマケアの権利が再び与えられるので、そこで割引があり、

実際は月々600ドルもかかる保険が、月々280ドルくらいになるのです。

ま、それでも高いですが。

 

オバマケアに加入すると、いくつもの保険会社のいくつもの保険の種類から

自分の保険を選択しなくてはなりません。

誰も助けてくれないので、自分で色々考えて判断するのです。

ほぼ無名に近い、安い保険に加入しても、ベネフィット(得)はほとんどありません。

安い保険の大抵は、自分で病気やケガをして、自費で7500−5000ドル(80万円ー55万円)ほど

支払ってから、保険がきくようになります。それを、”ディダクタブル”と呼びます。

 

2014年の10月、私は体調が優れず、あまりにおかしいので診察を受け

(帰国ライブの際も実はそういう状況だったのですが、

あまりにおかしいので診断を受け、病気だと気付いたのです)緊急手術をしたのですが、

その時の保険はディダクタブルが5000ドルでしたので、自費でそれを払って、

その後にかかったもろもろ、保険がききました。かなりの散財です。

アメリカで病をすると、これは出産の時もそうでしたが、

麻酔医師、婦人科医師、病室、看護師、全員からバラバラに請求書が届きます。

あわあわと、術後、不安な気持ちでそれらを待ちます。

 

参考のため。

私はサンタモニカで双子の出産をしましたが、

私の元夫は、その頃、保険に入っておらず、

私が全て支払って帝王切開、出産したのですが、

全部で300万円以上かかりました。

破水し、じゃぼじゃぼ水が流れる中(本当にそんな感じでした)、車いすに座りながら、

病院窓口で、アメリカンエキスプレスカードで先払いして、出産手術に向かったのです。

帝王切開の予約を入れていたのに、その日時の前に破水し、陣痛が来てしまった中での予期せぬ出来事、

ひたすら、根性、でした。

 

さてさて、今年もオバマケアにお世話になりますが、昨年と同じプレミアムは、50%くらい、値上がりしました。

昨年まで月々150ドルほどだった保険が、今年は230ドルくらいです。

正規の600ドルとまでは行かないまでも、、、高いです。

でも、もう年も重ねていますし、

何か大病をした時、保険に入ってないのは怖いですし、

薬代や、血液検査なども、

その保険のグループに入っているお医者さんなら、窓口で20ドル(co-payと言う)ほど払って、

とりあえず診察してくれるので助かります。お薬も随分安くなります。

 

なぜか、一番お金のかかる私の婦人科の先生は、いっさい保険がきかないのです。

毎年500ドルとか、検査だけで使います。

保険がきくお医者さんに変えればいいのですけど、

1990年代から見てもらっている女医さんで、気心も知れているので

なかなかお医者さんを変える気にならないし、

変えようかな、とたとえ決心がついても、評判の良い先生が、

新規の患者さんを受け付けていない例も多くあります。

 

オバマケアが廃止されちゃったらどうなるのか。

今すぐの話ではないとしても、非常に心配になります。

 

大好きなオバマ大統領、オバマケアをありがとう。

ホワイトハウスからいなくなられちゃうの、、、、本当に淋しいです。(涙)